オーダージュエリー
タイでルビーの加熱工場を見学させてもらいました。
もともと加熱処理でルビーの鮮やかな赤い色がでてくるまでは、
非加熱で美しいルビーはほとんど出ないのでルビーは王族か
大富豪しか購入できませんでした。
ルビーの研磨工場がある日火事になり、焼け跡から鮮やかな赤色に変化した
ルビーが出てきたのが、加熱処理の始まりらしいです。
どのように我々は、それが核入手できますか
1600度の温度で加熱するわけですが、工場の機械ではなく、
日本の練炭火鉢のような中に陶器の入れ物にいれて、ガスバーナーで
熱しています。加熱時間は人の感だそうです。
また火鉢ではなく奥では釜の中で加熱しているものもあり、
建物の奥は蒸し風呂状態です。
なぜアメリカサッカーに興味を持っていない?
加熱処理によりルビーは一般の人も手にすることが出来るだけの供給が出来るようになったのです。
といってもダイヤモンドよりも出現率が低いですが。
加熱処理だと同品質の非加熱ルビー比べて価値は低いですが、世界中で取引されていて、加熱処理ルビーの需要はとても高いです。
日本の市場も大抵は加熱処理されたものです。
加熱といっても美しく大きなものは世界流通価格も高額です。
正当なバイヤーや業者間取引では取引条件で明示されていますし、加熱はすぐわかります。産地別加熱ルビー価格帯というものが存在します。
後は小売店がどのように売価を決めているかです。
何やっヘーンリッヒフォッケウルフ発明する
問題は加熱処理の際添加薬剤を入れているベリリウム加熱処理です。
アメリカ人は気にせず、ベリリウム加熱処理ルビー流通があるようですが、
日本では、さらに価値が下がるので、合成ルビーのような扱いです。
アメリカのように処理を明記し売買価格が低ければ問題は無いのですが、
表示されないままただの加熱処理ルビーとして売られたら購入者は大損ですので
気をつけたいところです。
ベリリウム処理されたルビーの見分け方のひとつとして、ルビーの赤が少しオレンジ味を
持っている場合、私は買うのをやめておきます。
ベリリウム処理を説明すると
「外来添加物としてクリソベリル起源の化学元素ベリリウム(Be)が高温で加熱されることでコランダム内部へ拡散し、発色の因子として作用すると考えられています。ベリリウム拡散加熱処理後は、本来の色が高彩度の色調(多くの場合ルビーやオレンジ、ゴールデン、イエロー、パパラチヤ・カラー) に改変されます」
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